MBA受験のエッセイ対策まとめ

主要MBAプログラムのFirst Roundの締切が迫ってきてますね。

この時期はスコアに関わらず、エッセイを書いている方々が多いと思うので、位置づけや戦略について纏める事にしました。

少しでも参考になれば幸いです。

エッセイの位置づけ

エッセイの重要性

単刀直入に言ってエッセイは非常に重要と言われています。

近年受験生のGMATのスコアやGPAが平均的に高くなってきており、差別化が難しくなってきています。

そこで、人となりが現れるエッセーの大切さが増しているというわけです。

注意

裏を返せば、良いスコアやGPAが最低条件になってきているとも取れます。そのため、時期に制約がない限りはスコアメイクを済ませてからエッセーに取り掛かりましょう。稀にエッセーで一発逆転が起きるケースもあるようですが、近年はあまり聞かないのが正直な印象です。

エッセイの定義

重要なエッセイですが、そもそも受験のエッセイとはなんでしょうか。

Application EssayはPersonal StatementやStatement of Purposeともいわれます。

すなわち、Admissionに対して自分自身を紹介し、入学する目的を明らかにするものです。

自分自身の紹介という観点では、レジュメや他のWeb Formで多くの情報を書く事になるので、それらをPersonalにする幹となるストーリーをエッセイで書くイメージになります。

エッセイの内容

そのため、各校ごとに特色があるとはいえ、聞かれることはいくつかの項目に絞られます。

個人的には以下の3つが大きなカテゴリーと考えています。

  1. 応募者の過去の経験
  2. 応募者の将来成し遂げたい事
  3. 将来成し遂げたい事を実現するために大学が果たす役割

応募者の過去の経験

過去の経験は様々な角度から聞かれます。

学校によって重視する観点が異なりますが、以下の観点で見られていると考えられます。

  1. リーダーシップのタイプ
  2. チームに対する貢献の仕方
  3. 問題解決のアプローチや分析能力
  4. 目標達成に向けてやり抜く力

応募者の将来成し遂げたい事

将来成し遂げたいことは、卒業直後のShort-term goalと将来長期的に実現したいLong-term goalに大別されます。

これも学校によって重視する観点が異なりますが、現実味がなく抽象的すぎる夢と、現実的すぎて面白みがない夢の間をバランス良く狙っていく必要があります。

将来成し遂げたい事を実現するために大学が果たす役割

夢の実現に向けてプログラムがどのように貢献してくれるのか、授業や参加したいアクティビティを具体的に書きながら説明していきます。

エッセイ作成の戦略

自分のストーリーを整理する

まずは、自信のある経験やアピールしたい点を中心に、過去の経験を書き出していってください。

最初は箇条書きでいいと思います。既にレジュメを作った方は学生時代だけで良いでしょう。

そして、その先に何を成し遂げたいのか。それを実現するにあたってなぜMBAが必要なのか、なぜアメリカに行かないといけないのかを具体化していきます。

この辺りは日本の就活の自己分析に近いので、自分にあった手法を使ってください。

私は簡易年表を作って整理しました。

この際、カウンセラーと話す事もお勧めです。

MEMO

カウンセラーの選び方についてはこちら。

MBA受験の守護神、カウンセラーの選び方

学校が求めている人材を理解する

自分のストーリーを整理したら、自分の志望校リストを基に、求めている人物像を理解しましょう。

前項で箇条書きで良いと書いたのは、各校に合わせてストーリーを調整していく必要があるからです。

例えば、ハーバードは以下の人材を求めていると明記しています。

  • Habit of Leadership
  • Analytical Aptitude and Appetite
  • Engaged Community Citizenship

詳細は以下のURLから:
https://www.hbs.edu/mba/admissions/Pages/who-are-we-looking-for.aspx

スタンフォードは以下になります。

  • Intellectual Vitality
  • Demonstrated Leadership Potential
  • Personal Qualities & Contributions

詳細は以下のURLから:
https://www.gsb.stanford.edu/programs/mba/admission/evaluation-criteria

これはあくまで一般論なので、熟読した上で、在校生・卒業生・カウンセラーにも話を聞きましょう。

エッセイを書き上げていく

自分のストーリーがクリアになり、志望校の求める人物像がイメージできたら、エッセイを書き始めていきます。

基本的には、大きなストーリーのエッセイから始めて、細かなストーリーのエッセイに移っていくことをお勧めしています。

大きなストーリーで代表的なのは、Stanfordが毎年出している、以下のエッセイです。

Essay A: What matters most to you, and why?
For this essay, we would like you to reflect deeply and write from the heart. Once you’ve identified what matters most to you, help us understand why. You might consider, for example, what makes this so important to you? What people, insights, or experiences have shaped your perspectives?

Essay B: Why Stanford?
Describe your aspirations and how your Stanford GSB experience will help you realize them. If you are applying to both the MBA and MSx programs, use Essay B to address your interest in both programs.

https://www.gsb.stanford.edu/programs/mba/admission/application/essays

これを書きあげると、大切にしているコアの価値と将来成し遂げたい事がクリアになります。

細かなストーリーで代表的なのは、チームワークの経験や、具体的なリーダーシップの経験を伝えるエッセイです。

どちらのエッセイを書くにせよ、レジュメやWeb Formの情報を補完する内容になるよう、全体を意識してエッセイを書きましょう。

華々しい実績をエッセイに書き連ねても、レジュメに同じ内容が書いてあったらValue addにはなりません。

ブラッシュアップしていく

過去の応募者のエッセイを見る

一度自分のストーリーができたら、過去の応募者の文章を読むこともお勧めです。

最初から他の応募者の文章を読み過ぎてしまうと、オリジナリティが損なわれてしまうため、まずは自分で考える事を勧めています。

MEMO
時間の制約がある場合は、初めから過去の成功例を見てしまい、参考にするのも一つの手だとは思います。オリジナルの方が時間がかかりますが、Admissionから見てもユニークに仕上がる可能性は高くなると思います。一方、何度も手直しすることになるケースが多いので、時間はかかります。時間とクオリティの二軸で決めてください。

MBAのアプリケーション全体を取り扱う本ですが、エッセイも含まれています。

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Essayの成功例がまとめられています。

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また、各校向けにまとめてある本もあります。

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MEMO

ある程度無料で読めるサイトもあります。

参考 MBA Essay Samples by SchoolARINGO
MEMO

HBSの学生が運営しているMediaである The Harbusも毎年実際のEssayを盛り込んだガイドを出版しています。

参考 The Essay GuideThe Harbus

他者のエッセイと比べて如何でしょうか。

一日数百エッセイに目を通すAdmissionから見ても際立っているでしょうか。

英語の添削サービスを使う

純ジャパの方は英語に不安があるかもしれません。

ある程度ストーリーが固まったら、オンラインでProof-readしてくれるサイトを使うのも全体のコストを抑えるためには有効です。

例えばEssay Edge等を使うのも良いでしょう。

参考 EssayEdge: Proofreading & Editing Services from Ivy League ExpertsEssayEdge

また、自動で英文を添削してくれるGrammarlyを活用することもお勧めです。

参考 Write your best with Grammarly.Grammarly

フィードバックをもらう

書きあげたら、在校生・卒業生・カウンセラーに必ずフィードバックをもらってください。

場合によっては同じ学校の方々から全く逆の意見をもらう事もありますが、それは人によって観点が異なるので当然の事です。

最終的には自分の判断で参考にするかしないかを決めましょう。

一つでも自分では気づけなかった観点があれば、それだけでも大きいです。

在校生や卒業生は忙しい中でエッセイを見ています。

意見をもらった際には、参考にする・しないを問わず、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

エッセイについては以上です。

エッセイ以外の受験の全体像を知りたい方は以下のページをご覧ください。

MBA受験の全体像 一体全体MBA受験ってどんな感じ?

皆様のアプリケーション作成の一助になれば幸いです。

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